記事公開日:2024.07.01 最終更新日:2024.09.25
【連載13】ひょうご移住ストーリー“その後”の話。丹波篠山市<なりとぱん>伊勢成人さん・千佳子さん
丹波篠山市でベーカリーカフェ「なりとぱん」を営む伊勢成人さん・千佳子さん。「ひょうご移住ストーリー」 では、移住したきっかけをはじめ、仕事や暮らしについて語ってくれました。今回は、撮影から約1年が経った伊勢成人さん・千佳子さんの“その後”を直撃しました。
・「ひょうご移住ストーリー」に出演されて、何か反響はありましたか?
成人さん:つい最近も、動画をご覧になったお客さまがお店にお越しくださいました!ありがたいかぎりです。
・そうなんですね!撮影から約1年が経ちましたが、何か変化はありましたか?
千佳子さん:畑に迷い犬が来たので、保護して飼うことになりました!ちょうど次男が大阪で一人暮らしを始めたタイミングで寂しい思いをしていたので、また家族が増えて嬉しかったです。ちなみに名前は「もちゃ」で、みんなから「もちゃさん」と呼ばれています(笑)
・その畑で小麦作りに挑戦されているのを動画で拝見しましたが、順調ですか?
成人さん:実は、昨年はうまくいかなかったんです。それを見かねた近所の農家さんたちが畑を耕したり種を撒いたりするのを手伝ってくれました。9月から10月頃には収穫できるので、今から楽しみです!
・小麦が無事に育ったら、自分で作った小麦でパンを焼くという夢が叶いますね!
成人さん:そうですね、期待しています。あと変化でいうと、より身体に良いパン作りを目指して、さらにこだわるようになりましたね!例えば、バターの代わりに有機のココナッツオイルを使うようになったり。
千佳子さん:すると、そのココナッツオイルを取り扱う会社の社長さんがわざわざ足を運んでくださったんです!私たちが気に入っていることをお伝えしたら、とても喜んでくださって。好きな場所や好きな物がどんどんご縁をつないでくれるので、毎日がとても楽しいですね!
・今もたくさんの人との出会いがあるんですね!
成人さん:出会いのおかげで、僕は生まれて初めて趣味ができました!店内で三線(さんしん)の音をBGMに流しているのですが、「三線が好きなら、教えてもらえるところを紹介してあげるよ」とお客さまに言っていただいて。試しに行ってみたら、すっかり三線を弾くのにハマってしまいました(笑)
千佳子さん:三線に関する話はもうひとつあって、沖縄で活動されている三線奏者の女性の方がたまたまお越しになったことがあります。その日は偶然にも「三線の日」に制定されている3月4日でした。店内で演奏していただけて、贅沢なひと時を過ごせました!
・変化と出会いの多い1年だったようですが、これからやってみたいことはありますか?
成人さん:僕たちが作ったパンを子どもたちに食べてもらいたいと思っていて、幼稚園や保育園、小学校にお届けできないか考えているところです。朝来市にあるこども園の園長さんと話をさせていただいたりしていますが、丹波篠山市でも広めていきたいですね!
移住してから4年が経過してなお、ますます丹波篠山市が好きになっていると笑い合う成人さんと千佳子さん。次回は、そんな伊勢さんご夫婦に“移住あるある”を聞いてみます。
インタビュー・文:権藤将輝
今回お話いただいた伊勢成人さん・千佳子さんも出演されている「ひょうご移住ストーリー」では、移住者のリアリティを追求した28のストーリーを公開しています。ぜひ、ご覧ください。
また、伊勢成人さん・千佳子さんがお住まいの丹波篠山市の移住支援サイトは、こちらです。気になった方はこちらも合わせてご覧ください。
連載記事の2回目、3回目は下記よりご覧ください。