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記事公開日:2024.07.31

未来への第一歩:将来のキャリアを見据えよう

大学生活も後半に差し掛かり、社会人としての第一歩を踏み出そうとしている就活中の皆さんにとって、将来のキャリアについて深く考える時間を持つことは非常に重要なことです。なぜなら、自分の強みや価値観を理解し、それに合った仕事を選ぶことで、長期的な人生の充実につながるからです。就職活動はただ仕事を見つけるという過程ではなく、自分にとっての最良の人生を見つけ出す旅の始まりでもあります。今から自分のキャリアについて真剣に考え、準備を始めてみてはどうでしょう。

「キャリアアンカー」で知る適職

エドガー・シャインが提唱した「キャリアアンカー」とは、自分自身のキャリアや価値観を考えるうえで指針となりうるものです。「キャリアアンカー」は8つのタイプに分類され、個々のキャリア形成における自己認識の核となる概念です。まずはどのアンカーが自分に最も合致しているかを見極めることが大事です。

専門・職能別能力(Technical/Functional Competence)
特定の分野における「専門家」として専門技術や知識を発揮したいタイプです。
【適した職種例】
・研究開発
・エンジニア など

経営管理能力(General Managerial Competence)
「管理職」として組織をまとめ上げるリーダーシップを発揮したいタイプです。
【適した職種例】
・マネージャー
・経営者 など

自律・独立(Autonomy/Independence)
「自分のペースやスタイル」を守りながら自分の裁量で仕事を進めたいタイプです。
【適した職種例】
・フリーランス
・芸術家 など

保障・安定(Security/Stability)
仕事や生活の「保障」や「安全性」を最優先して働きたいタイプです。
【適した職種例】
・公務員 など

起業家的創造性(Entrepreneurial Creativity)
リスクを恐れず、新しい商品・ビジネス・サービスを創り出したいタイプです。
【適した職種例】
・起業家
・新規事業開発 など

奉仕・社会貢献(Service/Dedication to a Cause)
社会に貢献することで世の中をより良くしていきたいタイプです
【適した職種例】
・医療、社会福祉関連職
・教育職 など

純粋な挑戦(Pure Challenge)
あえて困難な状況に挑戦し、それを乗り越えることで成長を望むタイプです。
【適した職種例】
・営業 など

生活様式(Lifestyle)
「仕事」と「プライベート」のワークライフバランスを重要視するタイプです。
【適した職種例】
・事務職
・制度が整っている企業での勤務 など

自分の「キャリアアンカー」を知ることは、より充実した社会人人生へと導く羅針盤となります。また、自分の価値観や目指す方向性に合った企業選びにも役立ちます。ぜひ就職活動という人生で一度きりのイベントを、前向きにとらえて取り組んでみてください。