自然が遊び場!充実の子育て環境を 兵庫県庁 神戸市

さいたま市→神戸市→横浜市⇒神戸市

移住先に選んだ理由は「兵庫県が好きだから」選択に後悔はありません


都市部に近い自然と恵まれた子育て環境に満足

 「せっかく好きで移住するのだから、兵庫県らしい仕事をしたいと思って」と県庁職員になった理由を話すのは、入庁5年目の岩永修平さん。関東で生まれ育った岩永さんが20代後半から移住を考えるようになったきっかけは、前職で神戸に赴任したことでした。

 「ぎゅうぎゅうの満員電車はないですし、埼玉県人憧れの海が近くにある生活。休日にはすぐ裏の六甲山に登って反対側にある有馬温泉で疲れを癒やすといったことができて。いい所だなと思いながら暮らしていました」と振り返ります。4年後、転勤で関東に戻ると関西でのゆとりある暮らしが恋しくなり、移住先探しを開始。他県も含めて検討した結果、「やっぱり兵庫県が好きだから」と30歳の時に退職して妻子と共に兵庫県に移ってきました。

 県庁で最初に配属された芸術文化課では、県内各地のアートフェスティバルをつないで魅力を発信する事業などを担当。総合農政課に異動した現在は予算管理や課内の庶務を任され、働きやすい職場環境を整えるのが主な役割です。「部署によって仕事内容が全然違う分、いろいろな面から兵庫の良さを発見できるのが面白いです」

 2児の父親でもある岩永さん。駐車場付きの大きな公園や無料で遊べる屋内施設が充実しているなど子育て環境の良さも気に入っている点だといいます。「将来、胸を張ってふるさと自慢ができるような子に育ってほしい」、と県産食材を選ぶようにしたり、農作業や釣りなど地元ならではの体験をさせたり。週末は自然豊かな場所へ一家で出掛け、郷土愛を育んでいます。

△各デスクに設置している県産杉を使ったパーテーションも

岩永さんが手配。テレワーク導入、脱はんこ化など2020年度は

さまざまな対応に追われたといいます。


Iターン

兵庫県職員 岩永修平さん

都内の大学を卒業後、食品メーカーに就職。最初の配属先が神戸市内の事業所で、初めて関東以外での暮らしを経験する。2016年に8年間務めた会社を辞めて兵庫県庁に転職し、現在は県の農林水産振興施策の企画・調整・推進等を行う総合農政課の主任。兵庫県出身の妻、2人の子どもと明石市内で暮らしている。

一覧に戻る