01|未経験3つのパターン 02|言動全てに「根拠」を持たせる 03|年代別に求められているもの
04|最後に |
01|未経験3つのパターン |
前提として、「未経験」に対応した求人は3つのパターンが存在します。
1.「業界・職種未経験可」
業界・職種、いずれの経験も問わないもの
2.「業界未経験可」
同じ職種を経験していれば業界は問わないもの
3.「職種未経験可」
同じ業界にいたことがあれば職種は問わないもの
このように3つのパターンがあることを理解するだけで、求人の探し方のヒントが得られます。
過去の経験と、次に就きたい仕事を想像し、自分はどの「未経験」に該当するのか踏まえながら、求人の探し方を工夫しましょう。
02|言動全てに「根拠」を持たせる |
どの年代の転職者にも共通する点は、まず自分の中のキャリアビジョンを思い描いてみること。そして経験のないことへのチャレンジに対して、根拠を持つことが大切です。
今回のチャレンジがどのようなキャリアアップに繋がるか、キャリアに一貫性を持たせないと、企業側もあなたに対して不信感を抱いてしまいます。
これまで得てきた経験を棚卸しすることで、自分には縁がないと思っていた業界や職種でも、「この経験やスキルなら自分のキャリアが活かせるかも」と意外な共通点が見つかることも。
さらに、キャリアの棚卸しは、志望動機や自己PRの作成にも役立ちます。実際に行ってきた業務のエピソードを交えることで、説得感をもって伝えることができるのです。
03|年代ごとに求められているもの |
20代前半、いわゆる第二新卒枠における最大の武器といえばフレッシュさ。潜在的な能力や可能性を魅せることもこの年代ならではです。
ポテンシャルの高さを人に伝えるには、過去の自分で証明する必要があります。学生生活やアルバイト経験、課外活動での出来事を話すことによって、未来の自分の姿を相手に想像させるのです。
過去のエピソードを活かすことが難しい場合は、”今の自分”の市場価値を知り、資格取得などギャップを埋めるには何をすべきかを考えると良いでしょう。
このように自身を客観視することは、企業が求める人物像、そしてなりたい自分へ近づくために必要不可欠なのです。
転職市場では最も価値があるとされています。なぜかというと、3年、5年と企業に勤めていた経験があるからです。
この期間に自分が何をしてきたのか、具体的な実績や培ったスキルを明確に示すことで、業界や業種が異なる新たな環境でも、「活躍してもらえるのでは」とイメージさせることができます。
ミドル層では、業界未経験可の求人は比較的多く募集されるものの、職種も業界も全く異なるキャリアチェンジとなると、企業からは「どうして?」とシンプルな疑問を抱かれます。
キャリアチェンジそのものは悪いことではありません。疑問を払拭させるような強い根拠や一貫性が必要なのです。
そのためにも、本記事の冒頭でも述べたように、これまでの経験を棚卸して、共通点や繋がりを探してみましょう。見えていなかった活かせる経験が発見できるかもしれません
04|最後に |
転職は、あなたの本質を問われます。
なぜキャリアチェンジしたいのか、明確に言語化し、納得感のある理由を伝えることを心がけましょう。今まで経験してきたことを思い出し、自信をもって臨むことが大切です。
そして新たな業界や職種への挑戦を考えるならば、できるだけはやく動きだしましょう。
ただし、焦りは禁物。慎重に決断することを忘れずに。